「わける」から「わかる」
「わける」から「わからない」
「わからなかった」
ダンスの作品でよく聞く感想のひとつです。ダンスは誰もが持っている身体による表現なのに、どこまでいってもどこか捉えどころのない抽象性を孕んでいます。それこそダンスの魅力でもありますし、想像を委ねる余白だと突き放してしまうことも簡単です。
なるべくイメージを言葉に尽くして説明しようと試みるのですが、難しい。
けれど、一度身体でやってみるとすんなり腑に落ちていったり。
クリエイションの中でもそんな瞬間は多々ありました。
それは言葉ではない「身体の言語」を探していくような時間でした。
この上演自体も、そのような時間になることを願っています。
舞台上の出来事を観ながら、隣の誰かの存在を感じながら、遠いどこかを思いながら――
「コミュニケーション」を楽しんでいただければ、幸いです。
2025年9月4日(木)-7日(日)
ウエストエンドスタジオ
三橋俊平
加瀬菜々子
金井迪大 [劇団S.W.A.T!]
小山柚香
山本怜奈
中村明日香
佐藤 恵
小川隆太
上山史華
宍戸真澄
アトリエティーポット
5歳より小野正子バレエスタジオにてクラシックバレエを始め、9歳よりスタジオアンデオールへ移籍。10歳よりコンテンポラリーダンスを始める。
日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。岩淵多喜子研究室に所属し、コンテンポラリーダンスを主に学ぶ。
現在はバレエ、コンテンポラリーダンスの指導や作品創りを中心に活動しながら、ダンサーとして舞台にも立っている。
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科にて演劇だけでなく、日本舞踊・民族舞踊・コンテンポラリーダンスに出会い、身体表現の楽しさを知る。卒業後、劇団S.W.A.T!に入団。
入団後は、劇団の公演の他、日本テレビ主催『巌流島』『西遊記』などにアンサンブルで出演。TWT、まだこばやし、大人少年のダンス作品にも参加。
身体でどのように表現するのか。芝居や殺陣・アクションを学びながら、ダンスでも何が出来るのかを模索している。
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒。
東北地方の郷土芸能やインドネシア舞踊に興味を持ち、アジアに共通して見られる土着的な身体の在り方を研究中。2022年からはインドネシアでのリサーチを経て一連のパフォーマンス作品を発表し、2024年にはソロ公演「Soggy Sole」(中野テレプシコールにて)を開催。
踏んだり触ったりできる舞台装置やワークショップなどを取り入れ、鑑賞者が自らの身体感覚に耳を澄ますような鑑賞体験を目指し、パフォーマンスを行っている。
https://yuuka-koyama.com
小学生より新体操を始め、大学からダンスの道へ進み、玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業。
現在は、前田清実率いる「ドラスティックダンス”O”カンパニー」に所属。
カンパニー公演「題名未定」を始め、多数のダンス公演に出演。
カンパニーメンバーの神崎由布子や藤山すみれのアシスタントにも参加。
構成、振付にも興味があり、自主公演も行っている。
若井田久美子率いる「エアリアル・アート・ダンス・アカデミー」にて、
ダンス講師を務めている。Dance Marche Atelier 2025メンバー。
「大人少年」主宰。大学在学中に身体表現に興味を持つ。
東京を拠点に、国内外のさまざまな振付家の作品にダンサーとして参加。
近年はダンスに限らず集団創作による演劇作品への参加、俳優との自主的な稽古会、多分野協働プロジェクトの制作進行など多岐にわたり活動。
研ぎ澄まされた静謐さと、フロアワーク、リリース・テクニック、コンタクト・インプロヴィゼーションを基とした自然運動によるダイナミックさを併せ持ち、身体表現を探求中。
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