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出演者について

2020.7.5

今回の作品はこちらからオファーして出演していただいているので出演者のことにも触れてみようかと。

この作品自体の構想は2〜3年前からあり、岡田智代さんはその当初からオファーしていた1人でした。当初から世代を超えたメンバーでクリエイションをしたい、という思いはあり真っ先に思い浮かんだ方でした。

アイデアスケッチノートを遡ってみたら、2年前の日付に「ディスタンス」の文字が。出来上がった作品とはテーマは違いますが、当初から「距離」のイメージは変わってなかったようですね。年齢に下線が引いてあるのが…

話が脱線しました。

智代さんと知り合った時期はもはや定かではありませんが、新宅一平さんとのデュオ「連絡船」で観たのが初めてだったような気がします。そのときポツポツと語りながらソロを踊るシーンが印象に残ってます。その後ショーケース的なイベントでご一緒したり、宅飲みしたり、今年2月の智代さんのソロ公演には照明音響オペレーターで関わらせていただいたりしました。
リハーサルでは積極的にウォームアップなど色々提案していただき引っ張っていただいた感があります。作品中では積み上げてきた時間の厚みを感じさせる存在感と智代さん自身のもつポップさが垣間見えるような気がします。


細川麻実子さんも当初からオファーしていた方です。
まみこさんとの初めましては、舞台上で会場の壁をうっかりブチ抜き壁に謝るということをしていました。「わー、スゲー人いるなー」て感じでした。
その後、IntegratedDanceCompany 響-kyoのカンパニーメンバーとしてご一緒することになり英国ツアーにも一緒に行ったりしました。まみこさんの作品にも出演させていただいたり、今回の会場ムリウイ でのまみこさんのソロ公演「silence」では照明オペレーターとしても関わったりと色々とお世話になっています。面倒見のいい姉御感ありながらも突拍子のないことをしたり、作品中に思い出し笑いポイントをどんどん埋め込んだり。作品中でも動物的な先の読めない動きを見せてくれます。


宮脇有紀ちゃんは他2人が決まっている中でオファーさせていただきました。この2人に対してどんな人なら合うだろう?ということと2人とは初めましての人が面白そうと思っていました。太田ゆかりさんのダンスクラスで一緒だったりソロダンスや出演している様子を観たことがあり、感覚的に合いそうだとオファーしました。クリエイションメンバーの中で最年少ながらも積極的に意見を聞かせてくれてありがたかったです。踊りたいお年頃に佇むとかなんてことない動きなどをお願いしていますが、いい味を滲ませています。

いよいよ今日は千穐楽。日々違う顔を見せる空間と出演者、音と光の掛け合わせは劇場では味わえない魅力の一つだと思います。ライブ感を楽しんでいただければ幸いです。

Photo by Kazuyuki Matsumoto